· 

主動筋と拮抗筋

こんにちは。

おおしば整体院の大柴卓治です。

 

突然ですが、主動筋(しゅどうきん)と拮抗筋(きっこうきん)ってご存知ですか?

 

例えば手に何かを持ち、肘を曲げて持ち上げる動作をするとします。

この状態の場合使う筋肉は、上腕二頭筋(よく『力こぶ』と呼ばれる部分です。)ここが主動筋となります。その裏側の筋肉が、上腕三頭筋(プルプルしてると『振り袖』とか呼ばれてます。)ここが拮抗筋となります。縮める筋肉と伸びる筋肉がセットとなりバランスをとっています。

 

このように、ほとんどの筋肉には主動筋と拮抗筋が存在します。(ない部分もあります。)

ですから二の腕の『振り袖』部分を引き締めようとして、ダンベルを頑張って持ち上げても効かせたい部分には効いていない訳です。(主に上腕二頭筋に効く。)

無意味ではないですが、効かせたい部分が主動筋となるようにトレーニングをしなければなりません。

(例えばリバースプッシュアップ等…)

 

本題はここからなんですが、主動筋と拮抗筋はセットでバランスをとっているわけですからどちらかを極端に鍛えるとバランスが崩れてケガをしたり、姿勢を崩して体に負担がかかったりします。

また、どちらか一方を極端にトレーニングをしても筋肉が発達しにくく効率が悪くなります。

 

私も懸垂で広背筋は鍛えてましたが、拮抗筋である大胸筋のトレーニングはしてませんでした。バランスが崩れたのか痛みが出てきたのでプッシュアップ(腕立て伏せ)もするようになりました。

 

 

クライミングだと、広背筋と大胸筋・腹直筋と脊柱起立筋・上腕二頭筋と上腕三頭筋・前腕屈筋と前腕伸筋のバランスが重要な気がします。

 

 

その中でも重要な筋肉前腕屈筋は、登っていれば鍛えられますが前腕伸筋は、別にトレーニングをしなければなりません。トレーニンググッズいろいろと出てますが、値段が高いので私のオススメは、輪ゴムです。

これ!安くていっぱい入ってます。

負荷も適度です。(無理をしてもケガのもと。)

指の爪部分にかけてグッパ!グッパ!

ケガの予防、トレーニングになります。

全身の主動筋と拮抗筋のバランスは、姿勢よくいつまでも元気に動くためにクライマーだけではなくすべての人にとって大切な事だと思います。一度意識を持って頂けると幸いです。

施術だけでなく軽いトレーニングも重要ですので、気軽に聞いてくださいね。