こんにちは。
おおしば整体院の大柴卓治です。
「ゴルフ肘」に困ってませんか?
ゴルフ肘は、肘の内側の部分が痛みます。(写真赤丸部分)
ゴルフ肘は、前腕の屈筋に痛みが出ます。
(回内筋の場合もあります。)
屈筋は指を曲げたり、手首を曲げたりする時に使う筋肉です。
(回内筋は、手首を曲げずに内側に捻る動作の時に使う筋肉です。)
クライミングでも痛めることが多く、経験者の多くの方が痛みを感じた事があると思います。
ホールドを保持して引付けた時等に痛んだりしますが、意外と我慢すれば登れてしまうのでほったらかしの方が多いです。(症状がひどい場合は、別として…。)
私もクライミングを始めた頃にゴルフ肘になり、思いきり引付けが出来ずに不自由な思いをした経験があります。(でも休まずに登ってました。クライマーってだいたいそうです。)
で、私を含めて何名かに効果があったトレーニングを紹介します。
まず「腕立て伏せ」です。
コツは、普通にする腕立て伏せよりも脇を絞めて行います。
3~4日に1度ぐらいの頻度で(登った後でも可。)、限界回数×3セットぐらいでOKです。1~2ヶ月程で効果が出てくると思います。(痛む場合はしないでください。)
何もしないでも痛む場合は絶対安静ですが、押して少し痛んだり、引き付ける動作で痛む場合は効果が期待できると思います。
また腕立て伏せの際に手首に負担を掛けたくないという方は、プッシュアップバーの使用をおすすめします。
私も手首の可動域が小さいので、プッシュアップバーを使用しております。
しかもプッシュアップバーは、腕立て伏せの可動域が大きくなるのでトレーニング効率がアップします。
クライマーが登っていると、自然に引く動作ばかり鍛えています。そのため、筋肉のバランスが乱れて負担がかかるのかもしれません。
そこで、押す動作で逆の筋肉を鍛えてバランスを整える事で負担が軽減できるのだと思います。
次に屈筋の拮抗筋にあたる伸筋を鍛えるという方法です。
主動筋と拮抗筋のバランスが崩れると痛みなどの不調が出る事があります。
クライミングは屈筋を使う事がほとんどですので、伸筋を使う事が少ないです。
なので指を伸ばし広げるトレーニングや手首を反らせる動きのリバースリストカールなどで伸筋を鍛える事が良いと思います。
また回内筋が痛む場合には、拮抗筋である回外筋のトレーニングや回内筋のストレッチも効果的だと思いますよ。
肘を曲げ、手首は曲げずに手のひらを自分の方から外側へ捻るようにストレッチさせて痛む場合には回内筋に原因があるかもしれませんよ。
すべての方に効果があるとは言えませんが、試してみる価値はあると思います。(くれぐれも痛みを感じた場合は無理をしないでくださいね。)
これに頼りすぎるのは、あまりおすすめしませんがどうしても耐えられないという時にはサポーターもあります。↓